知里真志保の碑

登別出身の知里真志保氏をしのぶ碑。
旧制室蘭中学校から一高、東京帝国大学へと進学しました。その間に言語学者の金田一京助と出会い、アイヌ語研究を志します。樺太庁博物館の技術員や北海道大学の教員として研究を進め、『分類アイヌ語辞典』など多くの業績をのこし、その研究は今も多くの研究者に影響を与えています。
アイヌに対する差別や、アイヌ研究のなかの誤りや杜撰さを強く批判し、その存在と主張は多くのアイヌにとっての精神的支柱にもなりました。
友人でアイヌ語地名研究者の山田秀三との共同研究など様々な研究を進めましたが、病のため52歳で亡くなりました。